真夏の御馳走
2009年 08月 21日
到来物の"葉生姜"です。綺麗にお掃除して、コップに挿して置きます。香ばしい麦茶で炊いた茶粥は冷たくしてあります。(本来茶粥は焙じ茶で炊くのでしょうか?) お茄子も頂きましたので即席の芥子漬けを作りました。
これは、亡くなったこちらの父の真夏の御馳走でした。茶粥は塩味が効いています。葉生姜はもろみ味噌をつけてガリガリとかじります。それを見て育ったネロ様も大好物の御馳走です。
私はネロ家に来て、この葉生姜というものを知りました。お料理屋さんで焼き魚の添え物として赤い"筆生姜"は知っていましたが、この葉生姜を生で、ガリガリ食べる事に驚きました。又、里の父もお粥は大好きでしたが、白粥で、塩味無し、「お粥くらいは、自分で好きな塩加減にさせてくれ。」と申しておりましたので・・・・・。それ故の大失敗もありました。こちらの母が風邪で寝込んだ時、塩無しのお粥と梅干しに鰹節をそえて、枕元に運びました。
こちらの母は一口食べて、それ以上は口にしませんでした。後日、ネロ様の兄嫁様に「味の無いお粥」と怒って居られたらしいのです。昔々の失敗話ですが、お粥には塩、身に染みました。
ネロ様はこの葉生姜を、勿体ない、勿体ないと嬉しそうです。
ご両親からも 嫁ぎ先のこちらのお宅からも継承された物をお持ちで素晴らしいと感じてます。
好物の御馳走でネロ様はご機嫌でしょうか?
金時生姜ですから辛そうですね。
食の嗜好が全く異なる家に来ましたので、毎日がびっくり!!!
こちらの母に曰く因縁つきでお料理を教えてもらいました。
↓のサオトメカヅラの名前・・・大好きな花でしたが、名前がねぇ・・・別名があると知って大変うれしかったです。重ねてありがとうございます。
葉生姜には、生味噌と仰る方も居られます。お味噌もお酒のお供に美味しいそうです。
ポルトガルにも、葉生姜が有ると聞いて、ネロはビックリしています。
本来の茶粥は、上等の焙じ茶だと思います。
そちらには、八百屋さんで売られていますか?
博多の友人は、祇園祭の頃、時々見かけると言っていました。
上等の焙じ茶を晒し木綿の袋に入れて、お粥を炊く時に一緒に入れて炊くのが正式だと思います。私、手抜きグータラおばさんですからね。